1607 NARROW DIRT DENIM
1607 NARROW DIRT DENIM
モータリゼーションの加速した1960年代。オーバルのダートトラックをドリフトで駆け抜けるレーサー、自らガレージで仕上げたバイクでレースに昂じるモーターヘッズ。
オイルと土にまみれたアメリカの自由な雰囲気をイメージソースに生み出された代表的な1本。Lot.1607と銘打ったこのモデルは、腰回りがタイトな都会的ナローシルエット。膝から裾にかけストレートに伸びたパイプドステムは、エンジニアブーツは勿論、スニーカーを合わせてみるのも選択肢の一つです。
隠しリベットを排除したL型バータック、インシームはオレンジ/ネイビー糸で縫いシングルステッチに見せたダブルステッチ。生成りヘリンボーンスレキ、1605シルバーボタン、刻印入りカッパーUFOリベットを使用。シルエット股上を若干浅くしたタイトな腰回り、腿から膝にかけての絞った細身シルエットはバイクに跨った時を考え生み出されました。
膝から裾にかけストレートに伸びたパイプドステムはエンジニアブーツと抜群の相性を見せます。
バイカーから絶大な支持を得ているTROPHY CLOTHINGの代表的なアイテム。DIRT DENIMその名の通り舗装される前の路面を思わせる凹凸感のあるデニム。ヘヴィーウェイトのハリと柔らかさ、ノスタルジックなハンドメイド感があります。縦糸、横糸とも通常より太いムラのある糸を甘めに縒り旧型の力織機、シャトル織機で織ったセルビッチデニムは独特の素材感があります。
デニムの産地、岡山県倉敷市でも数台しか無いふるい力織機は生産効率も良くはなく長年培った職人技術が必要となります。縫製「UNION SPECIAL」で仕上げた環縫いは、ヴィンテージ特有の美しいパッカリングを浮かび上がらせます。ポリエステルの芯に綿を巻きつけたコアヤーンを縫製糸に使用。
耐久性と色落ちの風合いを併せ持ち、個所によって糸の太さを変えています。着込むほどに愛着の湧く表情は、メーカーと縫製側の気配りの結晶です。
ワンウォッシュですので縮みはほぼ出ません。