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RIPPER MAGAZINE Vol 22

RIPPER MAGAZINE Vol 22

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THE MAN IS BACK! / MARK DREWS

Chopperという異端の形象が1960~70年代に黎明/進化する過程や、Hot-RodKustom Carへの造詣を基軸とするトラディショナルな作風で、アメリカで名を馳せる人気ビルダーからも“Old Schoolの権化としてひと目置かれるリビング・レジェンド。昨今は公の舞台から姿をくらませていたが、本誌編集長の声掛けによりHCS2023のタイミングで来日が決定。ならばと日本に点在する過去の作品を可能な限り招集し、パシフィコ横浜の弊誌ブースにて一挙公開と相成った次第。約1週間の東京滞在中に敢行したインタビューと撮影に加え、帰国後の度重なるやり取りを経て実現した今般の特集より、孤高のチョッパー仙人の不可侵領域に迫る。

THE LEGENDARY SINGLE-DOWNTUBE FRAMES

昨今のカスタムショーでもシングルダウンチューブフレームを用いたChopperが散見されるが、かねてよりごく一部の偏執狂の間で、その源流にして最高峰と謳われる幻のフレームが存在するのをご存知だろうか。本誌13号のカバーを飾ったJason Jesseeの愛機67FLH “Blue Suicide”は、 正に件のフレームの好サンプルだが、当時の取材時にJasonはこう言及している。「1976年8月刊行のCHOPPERS誌に掲載された67FLH “SANTA CRUZ CRUISER”の製作者Bill Gruhlkeは、自ら考案した軽量かつ高剛性のシングルダウンチューブフレームを用い、HONDAのデュアルディスクブレーキを取り付けたモトクロスバイク用のCERIANIをフロントエンドに据え、F19/R18のホイールをセット。 84cu.inのシャベルモーターを心臓とするBillの愛機は、Mid 70s以降のベイエリア・クラブバイクの雛形とされ、のちに隆盛を極めるパフォーマンスクルーザーの先駆けとも言われるが、その後のBill Gruhlkeの消息を知るものはいない─」。 他方、WatsonvilleでカスタムH-D専科EIGHTY-FOUR BELOW CHOPPERSを営むビルダーMike Galliは、同じ街に住むJasonから耳にしたそのフレームの真相を掴むべく、単独で捜索を開始。足掛け3年に及ぶ執念のリサーチの末に、ついに歴史の中に埋もれた幻のフレームの設計者との接触に成功する。事の顛末に加え、幻のシングルフレームの考察をMike Galliのレポートでお伝えする。

VMRS 10TH 

蒼天過日、11月とは思えぬ暖かな陽射しの中、恒例となった厚木の河川敷にてVintage Motorcycle Rally & Swapmeetの記念すべき第10回目が執り行われた。日が昇る前からゲート前には大勢の旧車フリークたちが集結し、このイベントが我が国のヴィンテージカルチャーにおいて、どれほど待ち望まれており不可欠なものであるかを示していた。

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